第3回科学的裏付けに基づく介護に係る検討会
2017.11.07 Tuesday 19:11
本日傍聴に行ってまいりました.
今日は「リハビリテーション」が議論の中心でしたが,自立とは何か,どのような状態の人をイメージするのか,何を「科学」するのか,何を指標にどのようにデータを収集するのか,などについて,ICFの視点も取り入れて活発な議論が展開されていました.
環境因子の調整による自立性の向上をどのようにとらえるのか,栄養/リハビリテーション/認知症だけでなく,訪問介護での介入などのデータをどのように集めるか,などは今後の検討課題とされましたが,もう一歩踏み込んで,「身体機能」や「生活状況」に適合した福祉用具を活用することによる自立性向上(適合しない福祉用具による自立性低下)に関する「科学的裏付け」について,議論を深めていただきたいなーと思いました.
そういう意味では,福祉用具・住宅改修担当部局の方のお顔が見えなかったことは残念でしたが,日本作業療法士協会事務局の方が検討会の構成員として参画され,また当法人の顧問にも就任いただいている,中村春基・日本作業療法士協会会長が検討会に顔を出していただけたことは心強いことでした.
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